アメリカ鉄道巡りP

マーティンズバーグ操車場フェスティバル
Martinsburg Roundhouse Festival

 

 

 

 


場所:ウェストバージニア州マーティンズバーグ

 

アクセス:ワシントンからは車で約2時間。I−270、I−70を経由してメリーランド州ヘイガーズタウンでI−86に入ってすぐ。

 

マーティンズバーグは、ボルチモア&オハイオ鉄道がメリーランド州ブランズウィックからウェストバージニア州方面に分岐して、最初に停まる比較的大きな町である。毎年10月初旬に開催されるブランズウィック鉄道祭の観光列車は、マーティンズバーグまで行って折り返す約1時間30分の行程だ。マーティンズバーグは、ウェストバージニア州に入る場合のターミナル駅となっていて、ここにも比較的大きな操車場があった。残念ながら、ヘイガーズタウン同様、その操車場は今は活用されていない。車庫はがらんどうのまま残っており、その点はヘイガーズタウンよりはましかもしれない。

 

このマーティンズバーグ駅でも、毎年6月初旬に鉄道駅構内を利用したイベントが開催される。マナサス鉄道フェスティバルの紹介ページをご覧になった方はおわかりかと思うが、この手のイベントでは、模型列車の展示がひとつの大きな目玉イベントとなっているが、それ以外は、模擬店、子供用アトラクションなど、鉄道とは直接関係のないイベントでいっぱいである。マナサスやブランズウィックのように、それでも観光列車を走らせたりするサブ・イベントでもあれば話は別だが、マーティンズバーグのお祭はそれすらもない。はっきり行って、鉄道絡みで何かしらの付加価値を期待して出かけると、期待はずれに終るから要注意である。これで、ヘイガーズタウンみたいに操車場跡地に隣接して鉄道博物館でもあればいいが、マーティンズバーグ駅は現在も使われている旅客鉄道ターミナル以外、博物館のようなものは全くない。マーティンズバーグ駅の歴史的位置付けについては、結局なんだかわからずじまいだった。

 

ボクたちは、ママが勉強で忙しかった2002年6月に、ママの勉強の時間を捻出するために出かけたことがある。車を走らせること2時間、ようやくマーティンズバーグに着いたが、なんと駐車場からイベント会場であるマーティンズバーグ駅まではシャトルバスで行かなければならない結構もったいつけたイベントであったにも関わらず、行ってみてあまりの貧弱なイベントにがっくりきた。それでも、子供達にはそれなりに受けてくれたようで、思う存分遊んだ子供達は、帰りの車の中ではぐっすり眠ってくれた次第である。

 

(2003年5月26日)