アメリカ鉄道巡りN

ハーパーズフェリー鉄道玩具博物館
Harpers Ferry Toy Train Museum & Joy Line Railroad

 

 

 

 


場所:ウェスト・バージニア州ハーパーズ・フェリー

Bakerton Rd., Route 27, Harpers Ferry, WV 25425

 

アクセス:ワシントンからは車で約1時間。最短で行くには、バージニア州側のI‐66からダレス有料道路を使ってリーズバーグを経由するとよい。ハーパーズ・フェリーの町から国道340号線を西に1マイルほど行って、Bakerton Rd.に入って北に1マイルほど。340号線には看板も出ているので、間違える心配はゼロ。ただし、Bakerton Rd.に入ったらあまり車をとばさないこと。注意していないと見落とします。

 

あまり期待せずに行って結構良かった観光地は嬉しいのだが、期待せずに行って実際はそれ以上に期待外れだった場合は非常にショックが大きい。

 

ボクたちがこの博物館に行ったのは、2001年10月初旬のことだ。しかも、なぜ行ったかというと、メリーランド州ブランズウィックの鉄道フェスティバルで期待していた蒸気機関車に会えなかった我が子・樹生がゴネまくり、仕方なく近所だからということで連れて行ったのだった。結局、お目当ての蒸気機関車はここにもなかったのだが、ここにはよく日本の遊園地なんかで走っているような16インチのミニ旅客列車が400メートルのルートで走っており、しかも人力で走らせる小型のトロッコ(Hodges Hand Car)もあったりして、樹生はミニ旅客列車を4周し、小型トロッコも何度か走らせ、疲れ果てて帰りの車の中ではこてっと眠ってしまった。

 

そういう意味ではここの「ジョイ・ライン鉄道」の方は子供には受ける。ハーパーズ・フェリーの辺りで子供を遊ばせるには丁度良いかもしれない。ミニ旅客列車も1周毎に料金を払わなければならないのは親にはちと辛いが。

 

話は戻るが、「ジョイ・ライン鉄道」は子供受けするからともかくとして、ここの鉄道玩具博物館の方は、ちょっと勘弁してほしかった。車のガレージを改造して展示室にしたような感じだ。ここのオーナーのプライベート・コレクションで、かなりの年代モノのブリキの機関車がやたらと目立つ。最近のものがないから、一瞬タイムスリップしたような錯覚に陥る。鉄道玩具のコレクターだった当主ロバート・E・ウォーリック氏が、なんと1898年から始められた玩具コレクションで、ロバート氏が1970年にお亡くなりになった後、末子の手により一般公開され、今はその孫の代で維持管理が行なわれている。ロバート氏の末子の奥様がガイドされるのを聞いた。経緯が経緯だけに、おそらく今後も新たなコレクションが追加されることはないだろう。その多くは1939年以前のもので、鉄道模型で有名なライオネル社の古いモデルが豊富にある。まあ、職場の同僚から「鉄道オタク」と言われ始めているボクも、ここのブリキ玩具の価値は正直言ってよくわからないし、あまり関心ない。子供達にもあまり受けない。期待しないで行くに限る。

 

ところで、ハーパーズ・フェリーって他に何があるのかと言われるかもしれないので、1つお薦めなのが、「アップル・ピッキング(りんご狩り)」である。ボクたちが樹生に振り回されて始めて彼の地を訪問した時、博物館よりも先に「アップル・ピッキング」をやっている農場に先ず出かけた。でも、「アップル・ピッキング」はワシントンから近いメリーランドの農場でも秋になったらやっているんだよね。

 

今後、ウェスト・バージニア州の鉄道については紹介する機会が訪れるかどうかわからないので、取り合えず同州のイベント鉄道3路線を紹介するウェブサイトを以下に紹介しておきたい。ここをクリックして下さい。

 

(2003年5月2日)